銀盤カレイドスコープ Vol.9

シンデレラ・プログラム:Say it ain’t so

2巻同時発売でフィナーレを飾るにふさわしい
山あり谷ありの感動最終巻。
ネタバレあるので、読んでない人は以下は見ない方がいいかも。




マイヤに授けられた打倒リアの秘策はリアの滑走前に滑る事。
それはくじ運に頼るものだったが、不幸にも適わず、
最悪の滑走順でリアの後にすべることに。
リアの完璧な演技を目にしたタズサはフリー演技中に...
壊れてしまう。
オリンピックで無残にも惨敗し失意の中、
世界選手権を最後に引退と決意して、
リアとの最後の勝負に挑む。
どん底の状態だったSPでは特訓で鍛えられた体が
リズムを思い出し、オリンピック同様リアに僅差の2位。
そして、フリーの滑走順は運が味方してリアの直前滑走。
オリンピックの惨敗から立ち直ったタズサが
シンデレラストーリーをリアの前で刻む。
そして、タズサがリアのみが許されていた境地に達する。
どん底から這い上がり、強敵と立ち向かう
スポコンそのものの乗りが自然とページをめくらせ、
あっという間に読み終えてしまいました。
これで終わってしまうのは正直残念ですが、
ほんといい物語でした。作者の海原さんいい話をありがとう。
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