【セキュリティ】Microsoft Windowsメッセンジャサービスの脆弱点が狙われる-MS03-043

内容を読む限り、一刻も早くMS03-043のセキュリティパッチをあてる必要があります。この脆弱性を付くワームが出回った場合、Blasterを超える伝播速度になる*1ことも考えられます。
とくにブロードバンド回線でルータを通さずにそのまま直でインターネットに繋いでいる方はやばいです。万一、対策をせずに、ワームが広がっているという情報を得た場合は、すぐにでもインターネット回線を切る必要があります。ルータを通している場合でも、他の手段を使ってワームが進入する場合もあるので、対策はしておきましょう。
ちなみにBlasterのようなワームが拡散されてしまった場合、MSのOSを新規にインストールして、WindowsUpdateを使ってセキュリティを固めるぞと思って、インターネットに端末を繋げた途端にワームに感染してしまう可能性があります。つまり対策する意思があっても対策しようがない状況も考えれます。今回の場合、標的となるサービスを止めれば、対策されていない状態でUpdateを実行しても感染はしませんが、この方法を知るにはインターネットに接続しないと分からないというジレンマに陥ります。
解決方法としては、ルータを導入する*2、対策方法を電話などで教えてもらう、パーソナルファイアーウォールソフト*3を導入する、などがあります。結論としては、ワームが出現してからでは対策は間に合わないので、一刻も早い対策をしてくださいということです。。
今後は、MSが対策するよりも早い段階でワームが出現する可能性もあるので、ルータやファイアーウォールなどを導入しておく方がよいかもしれません。

*1:Slammerのような特性を持たせた場合。

*2:安いものなら2,3千円で買える

*3:シマンテックのInternetSecrityやBlackICEなどがある。ウイルス検知ソフトでは、新種のウイルスに対しては無防備。また検知できるようなパターンファイルを手に入れるためには、インターネットの接続が必要となるため、ファイアーウォールが必要