世の中手数料だらけだ

何かと手数料がとられるご時世。手数料といえば、やっぱり銀行がポピュラーかな。銀行の場合、預けたお金を取り出すだけでも手数料がかかったりする。自分の金なのに。もっともようやくサービス意識を持ち始めたのか、最近は手数料無料のサービスをするようにはなってきた。大体ある一定の条件を満たすことが条件になっているようだが。新生銀行では、ATM利用手数料のほか、他銀行への振込み手数料も只にしている。私の場合、この無料サービスを見逃すはずはなく、盛大に使わせてもらっている。ただでさえ、利子がほとんど付かない中、手数料なんて払ってたまるか。
今回、コンサートチケットを入手するため、チケット販売代理店を使用したのだが、この場合も手数料が存在する。実質、代理店はこの手数料が主な収入元なのだろう。今回のチケット入手には、電子チケットぴあというインターネット上のサービスを使ってみた。
ただこのサービスはちょっと変である。通常代理店で購入する場合、チケット代+手数料(チケット代理店に対するもの)だけですむはずなのだが、なぜかこのサービスを使うと、上記のもの以外に郵送の場合は郵送手数料、店*1にチケットを取りに行くと発行手数料、がそれぞれ取られる。まさに2重取りである。もっともこれは紙でチケットをもらう場合であり、携帯電話やICカードを使えばこの手数料は取られないらしい。しかし、これを使える会場は限られているし、機械はこちらで用意する必要があり、通常は紙でチケットをもらわないことには、やっぱり入れてもらえない。
つまりサービスを便利にする変わりに手数料が上がっており、それほどメリットを感じなくなっている。上記のサービスの場合、会員特典で割安チケット販売なども受けられるので、一概には言えないところはあるのだが。
このデフレの中ではサービスの質を上げるとともに、料金も下げないとインパクトはありません。ということで、インターネットと電子チケットオンリーに徹したチケット販売というものをやれば、手数料を割安にすることもできるでしょう*2。ただし、現状のチケット販売は、一部の代理店がコネを使って人気チケットを優先的に集めてしまっているので、新規参入で気軽に出来る商売ではないかも。

*1:この場合チケットぴあの他にファミリーマートでも受け取れる

*2:ネットバンクのようにすれば、人件費は大幅に削減できる