ウロボロスの波動 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

現代から100年後、人類が火星にテラホーミングを実施している世界。
たまたま見つけたマイクロブラックホールに人工降着円盤を建設する。
その人工降着円盤を物語の中心にした前6話からなる短編集。
ミステリ要素を含み、地球人とAADD*1の人たちとの摩擦、
AIの考察、地球外知的生命体の探索など盛りだくさんな内容。
短編集だが、世界観はすべて統一されており、
続編もすでに出ている。
もう4年も前に出ていて、積読本となっていたが、
ようやく読み終わった。
次の話も早く読みたくなるいい作品だった。
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*1:人工降着円盤開発事業団