みずほ証券の誤注文について

1株61万円の売り注文のつもりが、
61万株1円の売り注文になってしまったのこと。
しかも取り消し操作が出来ない状況であったとか。
約定したので、この取引で現在200億円以上の損失が出ていると
記者会見でも言っていた。
ただ、取り消し操作が出来なかったというのは、なんか怪しい。
気づいたときには、すでに取り消し操作が出来ない段階だったのだと思う。
もしシステム的なエラーが発生していて、
そういうことになったらシステムが悪いと責任転嫁しようとするだろうし。
今回は、完全にヒューマンエラーなんでしょう。
ちまたにはありえない入力はシステム側ではじけという意見もあるが、
プロが業務として使うシステムで、
下手なバリデーションをかけるのは好ましくないと私は思います。
いろんな売買を迅速に行わないといけないようなプロ用システムなのだから
システムの負荷は減らしてレスポンスを重視するのが当然だと思います。
一見あり得ないような状況でいちいちエラーではじくなんてやったら、
売り時や買い時を逃してしまいますよ。
今回の事故でひょっとしたら業務バリデーションの見直しが
叫ばれるようになるのかもしれないが、
そんなくだらないことに金をかけるなら、
プロとしての自覚を各自が持つように
社員の意識改革させる方がより建設的だなと思う。
少なくとも今回の件は、システムなんぞに頼らなくても
十分に誤りは見抜けたはず。