銀盤カレイドスコープ Vol.6 (スーパーダッシュ文庫)

女子フィギュアスケートを題材にするレアなお話。
アニメも始まったし、トリノオリンピックももうすぐということで
時代の流れにようやく乗った感じ。
今回は主人公のライバル2人が主役。
本来の主人公であるタズサはこれで3巻つづけて脇役に...
その2人はとうの昔にタズサが乗り越えてしまった相手で、今更感が漂う。
外伝的な話だけど、ライバルから見るタズサ、
視点を変えてタズサを描くことで、タズサの別の魅力も引き出されてるかな。
後半の世界選手権のショートとフリーのトップ6人の演技描写は、
すごいとしかいいようがない。
フィギュアを生で見に行きたいと思うこと請け合い。
物語の方はトリノオリンピックは2巻で決着し、
現在は次のバンクーバオリンピックの前年の世界選手権まで終了している。
そして、次巻ではバンクーバオリンピックがメインになり、
物語の決着もそこでつくらしい。
次こそはタズサが主人公としてもっとも輝く話になってほしい。
女帝リアとタズサの対比を柱にしてほしいなぁ。
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